敬語

敬語は難しい。
尊敬語、謙譲語、丁寧語と3つの分類があり、話し手とその相手の立場によってどれを使うかが決まってくる。
確か義務教育中に習ったよね。
中学でだったかな。
でも、正しく使えない人が多い。
自分も時折間違えることがあるのであまり偉そうには言えないけれど、それでもこのところの敬語の間違った使われ方は尋常ではないと思う。
さ入れ言葉とか、テレビでも普通に横行してるもんね。
テレビドラマで目上の人の行動を謙譲語で表す台詞があって、「おいおい」って思ったこともあったっけ。

職場でも何度か「はぁ?」と思ったことがある。

たとえば、電話の応対の最後にこんなことを言う人がいた。
「○○がお承りいたしました」

はぁ?

くどい。くどすぎる。
そもそも「承る」は謙譲語。
それだけで充分のはず。
なのに余計なものが付いている。
調べてみたところ、「お+動詞の連用形+する(いたす)」で謙譲表現。
つまり二重敬語というわけだ。
丁寧にしようとしてやり過ぎてしまっている例だよね。
私はその職場で初めて聞いたけれど、ネットで検索してみると、けっこう使っている人がいるらしい。
びっくり。

クライアントにFAXを送った際にちゃんと届いたかどうか確認するための電話では、「先ほどFAXをお送りしましたが、届いていらっしゃいますでしょうか」

はぁ?

「届いてますでしょうか」でよいのでは?
なんだかFAXに対して敬語を使っているように思えてしまう。
そりゃ、お客様相手だから丁寧にしたい気持はわかるけれど、度が過ぎると逆効果じゃないのかなぁ。
しかもけっこうな年齢の人で、一応その職場ではそこそこの地位の人なんだよね。
はふぅ。

他にも細かいのはいくつかあったと思うけれど、強烈に記憶に残っているのはこのふたつ。

そして最近一番ぎょっとしたのが、この間、町中で携帯で話している人を追い越した時に聞こえてきた言葉。
「ちょっと書類をおもらいしたいので……」

ええー!?

おもらいする??
そんな言い方があるのか?
「お+動詞の連用形+する(いたす)」で謙譲語ってこと?
いや〜ん。
なんだか「おもらし」みたい。

私は専門家じゃないから、きっちりと間違いだとは言い切れないのだけれど。

何しろ「ありがとう存じます」は間違い!と決めつけていたのだけれど、ある日『水戸黄門』の台詞で使われているのを聞き、慌ててネットで調べたら間違いじゃないことが判明したし、もう何年も前から言われる度にイラっとする言葉「よろしかったでしょうか」も決して間違った敬語ではないとのことだし……。

あー、日本語の達人になりたかったなぁ。
そして、社会人に正しい敬語を教えられるような人になりたかった。
だって、敬語がおかしいと教養のない人のように思えてしまうもの。
ぴしっと教えてあげたいじゃない?
それに、過剰な敬語が聞こえてくると、ちょっと不愉快になったりしちゃうもの。
私がね。(間違いなく歳のせいだよね

少なくとも自分は正しい敬語ですっきりした話し方をするよう心がけようっと。

よろしければ励ましの拍手を。
2012-05-13 : 普通の日記 : コメント : 0 : トラックバック : 1 :

KORIN展

2012年5月9日(水)友人Aちゃんと鑑賞

nezu6.jpg

南青山にある根津美術館。
すぐそばの事務所で何年も働いていたのに、訪れたことがなかった。
今回が初めて。
いつの間にか建て替えて、スタイリッシュな建物になっていた。
和のテイストを織り込んだ今風の建築。
これ見よがしの《和》ではなく、周りと美しい調和が取れている。
建築家の隈研吾さんの作品だそう。
隈さんと言えば、新しい歌舞伎座も担当している。
和ものが得意なのかな。
なかなか素敵な建物だけれど、前の建物の頃にも一度来ておけばよかった。
懐かしさを湛えた佇まいの土蔵が塀の外から見えていた。
きっと時を重ねた静かさがあったに違いない。
小石のような後悔が残る。

さて、今回のお目当ては尾形光琳の燕子花の屏風。
根津美術館所蔵の『燕子花図』のみならず、同じテーマを描いたメトロポリタン美術館所蔵の『八橋図』も展示されるとのこと。
なんで横文字でKORIN展?と疑問に思っていたけれど、そういうことだったのね。

建物の中に入ると、まず目の前に広がる庭の風景に目を奪われる。
緑が茂っていて美しい。
空模様が怪しかったから、先にお庭を歩いてみることにした。
歩き始めると、思っていた以上に広い。
あちこちに仏像や灯籠が置かれている。
ずいぶんと贅沢なお庭だ。
細い道を下っていくと、池に群生する燕子花が見頃。

nezu1.jpg

nezu2.jpg

nezu4.jpg

あれ? これから見るのは燕子花の屏風絵。
あ、そういうこと?
この季節に合わせての展示なんだ。
へぇ、素敵。
(あとで調べたところによると、毎年この時期に公開しているそうな)

庭をぐるりと歩いてみる。
木々が茂り、池があり、花が咲いている。
明治神宮の神苑の小型版という感じではあるけれど、パワーが全然違うとAちゃん。
うん、本当にそう。
《気》の力が圧倒的に違う。

nezue3.jpg

nezu5.jpg

でも、落ち着く空間であることには間違いない。
NEZUカフェでは眺めながらコーヒーや軽食を楽しむこともできる。
でも、もっと人が少ない時に来たいというのが、Aちゃんと私の共通した意見。

空の様子を気にしながら庭を歩いて満足したところで、いよいよ中に入り屏風絵を見に行く。

『燕子花図』と『八橋図』は展示室1に並んで展示されていた。
この2点が揃うのは、1915年に三越呉服店で開催された「光琳二百年忌記念光琳遺品展覧会」以来約100年ぶりとのこと。
その時、同時に出品されていたとは限らず、同じ空間に並んで展示されるのは今回が初めてかもしれないという。
描いた本人も、描かれた絵たちも、並べてどうこうしてもらうつもりもなかっただろうけれど、見る側としてはいろいろな発見があり、かなり意義深いものになっているようだ。
私のような素人は、色合いが違うとか、こっちよりあっちが好きとか、その程度のことしかわからないけれど。

『燕子花図』は光琳40代の作品。
『八橋図』はそれから10年ほど後に描かれた作品。
『八橋図』のほうが様式化され、新しい感じがする。
その新しさは若々しさとも言えるような気がする。
友人Aちゃんは、描いた順番が逆のように思えると言ったのは、そんなところからなのかなとも思う。
『燕子花図』のほうが色も趣きも深く、シンプルな力強さを感じた。

はい。私は『燕子花図』のほうが好きです。

特に左隻の向かって右端にある花のない葉だけの部分。
あの空間がものすごく好き。
なんだかホッとする。
あそこがあるからこそ、咲き誇る花々が生きているような気がする。
ま、素人の感想だけどね。

せっかくだから、しばし椅子に座って絵を眺めながらAちゃんとあれこれ思いを巡らせた。
いったい誰のために描いたのか。
依頼されて描いたのか。
なぜ同じようなテーマで描いたのか。
『燕子花図』は誰の手を経てこの美術館に所有されることになったのか。
『八橋図』はどういう経路でメトロポリタン美術館へ行ってしまったのか。
表装をどのようにするかは誰が決めるのか、等々。
もちろん答えはわからない。
(ミュージアムショップで売っていた本を買えば解決できるかもしれないけれど
でも、あれこれ考えるのは楽しい。

江戸に留まった『燕子花図』と、遠い異国へ渡った『八橋図』。
どちらも素晴らしかったけれど、メトロポリタン美術館に合うのはやっぱり『八橋図』のほうかな。
次にいつ一時帰国するのかわからないから、今回見ることができてよかったよ。

よろしければ励ましの拍手を。
2012-05-11 : 美術 : コメント : 0 : トラックバック : 1 :

川村記念美術館

前の記事で取り上げたマーク・ロスコの《シーグラム壁画》を所蔵するDIC川村記念美術館。
DIC株式会社が関連グループ会社とともに収集した美術品を公開するために1990年に開館した美術館で、20世紀美術を中心としたコレクションを展示している。
なかなか楽しかったので、ロスコ以外のこともちょっと記しておきたい。

museum.jpg

ロスコ同様「これはすごい!」と思ったのは、順路をたどっていくとロスコの次に見ることになるバーネット・ニューマンの《アンナの光》という作品。
巨大な赤い絵の両側に大きな窓があり、絵の赤と外の新緑の組み合わせが絶妙に美しい。
これ、天候や季節で見え方も変わるんだろうな。
作品云々よりも、展示室全体が作品のように思えた。
ロスコ・ルームと並んで、この美術館ならではの見どころなんじゃなかろうか。

そして、現在は『FLOWERSCAPES フラワースケープ ―画家たちと旅する花の世界』も開催中。
これが思いの外よかった。
モネの《ジヴェルニーの草原》にもちょっと興奮したけれど、花の静物画もじんわりと楽しみ、ウォルター・クレインの挿絵にも心をくすぐられた。
鮮やかな色の10点が並ぶアンディ・ウォーホールの《花》は壮観で感動したけれど、どれか1点選べと言われても1点ではどれも力不足に思えたのが興味深かった。
同じセクションにあったロイ・リキテンスタインの《日本風の橋のある睡蓮》は、これなら部屋に1点で飾ってもOKかもしれないと思った。
でも、ロスコはこういう新しい作家たちの作品と自分の作品を並べられるのをひどく嫌がったんだっけなと、わずかしかない知識を呼び起こして、ふむふむと納得したりもした。

一番の収穫は有元利夫という人の作品。
どの作品にも大きな女性(女神?)が描かれ、花が舞っている。
落ち着いた色使いが美しく、舞っている花々は可憐。
すっかり気に入ってしまい、ミュージアムショップで一筆箋を買ってしまった。

一筆箋

まったく知らない画家だったので、ちょっと調べてみたら、38歳の若さで亡くなっていたそうな。
東京の小川美術館で毎年2月に《有元利夫展》が開かれているらしい。
来年の2月、覚えていたら、いや、思い出せたら行ってみたい。

さて、この美術館、楽しめるのは美術だけではない。
DIC株式会社の総合研究所に隣接する広大な敷地内に建てられており、大きな池のある庭や自然散策路も楽しめるのだ。
私を連れて行ってくれた姉夫妻は、美術館というよりもお庭のほうが気に入っているらしい。
ちょうど研究所敷地内のツツジが満開で、この時期一般公開もしているとのことだったけれど、私が行った5月1日は平日のため公開はしていなかった。
そうだよね。研究所では皆さん普通にお仕事されてるんだもんね。
仕方なく池の対岸から鑑賞。
それでもきれい。

tsutsuji.jpg
池の向こうに見えるピンクのところがツツジ。満開っぽかった。

池にはいろいろな鳥が棲んでいる。

tori.jpg
これはガチョウさん。奥に見える白い物体はハクチョウさんたち。

FBkawamura4.jpg
写真じゃわからないと思うけれど、ハクチョウさんは巨大だった。

到着した時は雨が降っていたけれど、鑑賞後外に出てきたら雨はあがっていて曇り空。すっかりお腹が空いてしまったので、庭にある藤棚の下にあるベンチでお昼にすることに。
そこはかとなく、ではなく、非常にはっきりしっかりと牛糞のニオイがしていたけれど、すぐに慣れてしまい、いや、慣れたと思い込み、姉お手製のサンドイッチをいただいた。
おいしかったよ、お姉さん。ごちそうさまでした。

食後のお散歩に自然散策路へ向かうと、藤棚のすぐ後ろ、拓けたところで、おじさんが牛糞を交えながら土を耕していた。
これじゃはっきりしっかり臭うはずだよ。

FBkawamura2.jpg
奥に見えるおじさんが耕していた。写真はニオイがないからいい。

自然散策路は緑が多く、とても気持がよい。

trees_20120504144234.jpg
名前はもう覚えていない。

野草もいろいろ咲いていた。
姉夫妻は野草に詳しく、あれこれ花の名前を教えてもらったけれど、エビネとウラシマソウ以外はすべて忘れました。ごめんなさい。

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これがウラシマソウ。びよ〜んと伸びた細い紐状のもの(この写真じゃわからないかも)を浦島太郎の釣り糸と見立て、この名前が付いているとのこと。花だけ見るとちょっと不気味だけれど、こうして葉っぱに守られるように佇んでいる姿を見たら、ちょっと愛おしくなった。

ひとしきり歩いてから、併設されているレストラン《ベルヴェデーレ》でケーキセットをいただく。
私は大好物のミルクレープをチョイスし、大満足。
お義兄さん、ごちそうさまでした。

姉夫妻曰く、四季折々の魅力があり、いつ来ても楽しめるとのこと。
冬にはクリスマス市もたつそうな。

東京からだとちょっと遠い気もするけれど、JR佐倉または京成佐倉まで行けば無料のシャトルバスが出ている。
東京駅から直通のバスも1日1往復だけあるらしい。
きれいなお庭を眺めながら優雅にレストランで昼食でもいいし、お弁当を持って行ってお庭で昼食でもいい。
ちょっとした遠足気分で美術鑑賞を楽しめる素敵な美術館です。

よろしければ励ましの拍手を。
2012-05-04 : 美術 : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

マーク・ロスコ

その画家を知ったのは2年前のこと。
2010年、ブロードウェイで『RED』という芝居がかかり、作品賞を始め6部門でトニー賞を取った。
その主人公がマーク・ロスコという実在の画家。
どんな人なのだろうと少し調べてみたところ、アメリカ抽象表現主義の代表的な画家とのこと。
自分は現代美術には非常に疎いのでまったく知らなかったけれど、世の中ではとても有名らしい。
さっそくニューヨークに住む(自称)芸術家に「ロスコって知ってる?」とメールしてみたところ、「出会ってしまいましたか」という返事が返ってきた。

そうか、私は出会ってしまったのか。

1958年、ロスコはマンハッタンに新しくできるシーグラムビル内のレストラン《フォーシーズンズ》の壁を飾る作品を依頼され、約1年半をかけて30点の連作を完成させる。
しかし、レストランが完成し、下見に行ってみると、そこは思い描いていた空間とはまったく異なっていた。
自分の作品を飾るにはふさわしくないと判断したロスコは、契約を反故にしてしまう。

『RED』では、そのあたりのことが描かれている。
50代半ばのロスコは気むずかしいおやじで、若いアシスタントを相手に芸術論をぶちまける。
私には難しすぎる理論を展開するため、もちろん理解できないのだけれど、わからないだけにものすごく崇高なことのように思えてくる。
契約を反故にしたのも芸術家としては正しい行動だったと思えてしまう。

シーグラムビルに飾られることはなかった大きな連作は《シーグラム壁画》と呼ばれている。
行き場を失ったその作品は、彼の死後、3つの美術館に収蔵された。
そのうちのひとつが、なんと日本の美術館――千葉の佐倉市にある川村記念美術館というところだ。
(あとの2つはロンドンのテート・モダンとワシントンD.C.のフィリップス・コレクション)

え? 日本? 千葉?
ならば行けるんじゃ?

ネットで《シーグラム壁画》がどのような絵なのかは見ることができる。
赤を基調とした矩形を配した絵。
現代美術は苦手な私にも、なにやらものすごく訴えかけてくるものがある。
実際に見てみたい。
その絵の力を直に感じてみたい。
川村記念美術館には、ロスコが生前望んだように(他の画家の作品と並んで展示されるのをひどく嫌ったそうだ)彼の作品だけが展示されているロスコ・ルームという部屋がある。
2009年には《シーグラム壁画》30点のうち15点を集めた特別展も開催されたそう。
1年早く知っていれば行ったのに。ものすごく残念
それでも、そこで所蔵している7点を見ることができるのだから、行く価値はある。
でも佐倉はちょっと遠いなぁ……。

しかし、千葉在住の姉にその美術館のことを言ってみたら、千葉では有名なところで、姉の家からは車で行けばそう遠くはないとのこと。
お庭がとてもきれいで、姉は大好きな場所だと言う。
ロスコの話をしたら、言われてみればそんな部屋があったかもと。
(ま、人それぞれ興味の対象は違うからね
とにかく、とてもいいところだから連れて行ってあげる!というありがたいお言葉。
持つべきものは優しい姉である。

そしてこの連休中についに実現。
2年越しの願いがかなった。

順路に従ってコレクションを見ながら進んでいくと、1階最後の展示室に《ロスコ・ルーム》という表示。
ワクワク、ドキドキして入ると、薄暗い照明の中に7点の作品がひっそりと展示されていた。
いや、《ひっそりと》という言葉は適切ではないかもしれない。
無音ではあるけれど、語りかけというか、空気の振動というか、圧倒的な響きというか、なにやら迫り来るものがある。
姉は「決して静ではなく動だよね」と言ったけれど、まさにそう。
色も《美しい》という言葉では表しきれない。
様々な《赤》が重なり、その色に感情が内在しているように思える。
圧倒されて、なんだか落ち着かない。
すごい迫力だった。

どうやら、私は出会ってしまったようだ。

次に行く機会があったら、中央の椅子に座ってじっくり対峙してみるかな。

Rothko.jpg
今回一番気に入った作品『壁画 セクション1』(絵はがきをスキャン)

私がロスコを知るきっかけとなったブロードウェイのお芝居『RED』は、観たいと思っていたけれど、トニー賞受賞数週間後にクローズしたそうだ。
元々そういう予定だったのかな。
日本で上演してくれたらうれしいけれど、どうだろう。
神のみぞ知る。
本でよければ読めるよ↓↓↓

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よろしければ励ましの拍手を。
2012-05-03 : 美術 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

鎌倉寺社めぐり

先日の鎌倉行きで、妙本寺以外どこに行くかは、鎌倉で英語ガイドをしている友人お任せした。
すると彼女は鶴岡八幡宮と覚園寺(かくおんじ)というお寺を選んでくれた。
あとは通り道にあるお寺や神社にちょこっと寄りながらのんびりと行こうということに。

まずは鎌倉駅から第一の目的地、妙本寺へ向かう。

途中さっそく通り道にあった本覚寺に寄り道。
鎌倉七福神のえびす様がいらっしゃるところ。
まだ桜が美しい。

honkakuji1.jpg



妙本寺



若宮大路へ行く途中、大巧寺(だいぎょうじ)という小さなお寺を通る。
「おんめさま」と呼ばれていて、安産祈願で有名らしい。
境内には様々なお花がところ狭しと植えられていて、女性的な印象を受ける。
これはそこに咲いていた利休梅。

rikyubai.jpg



二ノ鳥居から段葛を歩いて鶴岡八幡宮へ向かう。
狛犬さんがかわいいのに、切れちゃってる

dankazura.jpg

源平池もまだ桜がきれい。

ike.jpg

友人はさすがガイドをやっているだけのことはあり、いろいろと説明してくれたので、以前来た時とはまったく違う見方ができておもしろかった。

鳩は八幡様のお使いだそうで、本宮にかかっている額の《八》は鳩2羽から成っている。
(鳩サブレーもそこから来てるんだね〜と今さらながら思った

hachimangu2.jpg

巴紋は水が渦巻く様と解釈され、火災除けとして軒に施されたとのこと。
こういう模様、大好き。美しい。

tomoe.jpg

お昼は源平池そばのベンチで、友人が作ってきてくれたおにぎりをいただく。
鎌倉の神社仏閣は基本的に飲食禁止だそうで、食べられる場所が限られている。
源平池そばのベンチは貴重な場所だそうだ。
おにぎり、おいしかった



お腹がいっぱいになったところで、友人が大好きというお寺、覚園寺へ向かう。
そこは自由に拝観ができるわけではなく、お寺の方と回る拝観ツアーといった形式をとっている。
時間が決まっていて、私たちはその日最後の15:00の回を目指した。
道ばたに咲く野の花を愛でながらのんびりと歩いていったが、けっこう早めに着いてしまい、ツアー開始までしばし待つことになった。

境内には美しい花が咲いていた。

niwa.jpg

友人曰く、中世がそのまま残っているお寺で、薬師如来が素晴らしいとのこと。
訪れるのは今回で3度目だそうだ。

時間となり、拝観料500円を支払い、お坊さんの案内で境内の奥へ進む。
木々の緑が鮮やかで美しい。
その向こうに見える建物は、まるで時間が止まった空間にあるかのようにひっそりと建っている。
「中世がそのまま残っている」というのはこのことなのだろう。
その薬師堂に近づくと、中に入らずとも仏像のお顔が見えた。
友人が言っていた通り、素晴らしい。
ちょっと泣きそうになった。

中に入ると、建物や仏像について、お坊さんが丁寧に説明してくれる。
薬師堂は茅葺きの建物で、明かりもなく、床も土のまま(つまり土間)。
足利尊氏が建てたそうで、天井梁には尊氏自筆の銘が残っている。
お坊さんが懐中電灯で照らして見せてくれた時、一瞬、真田広之の顔が頭を過ぎった。
(ちなみに、後醍醐天皇が勅願寺としたと聞いた時には片岡孝夫さん〈現・仁左衛門さん〉の顔が過ぎり、友人が北条政子の話をしてくれた時には岩下志麻を思い出した私は大河ドラマ好き
安置されているのは薬師如来と日光菩薩、月光菩薩の薬師三尊。
お堂の両脇には十二神将(十二支の守り神らしい)。
右奥には阿弥陀如来。
左奥には伽藍神像。
どれも素晴らしかったけれど、やはり薬師如来は傑出していた。
前に立つとしーんと心が静まり、崇高な慈悲を感じたというか、なにやら大きな尊いものを感じたのだ。
本当に素晴らしかった。
もっとそこに居たかったけれど、ツアーなのでそうもいかない。
薬師堂を後にするとき、友人は名残惜しそうに何度も何度も振り返っていた。

その後、黒地蔵や洞窟にある十三仏をお参りし、約50分のツアーは終了。

本当に良いところだった。
さすが私の友だちである。
彼女が良いというところに間違いはないのだ。
あんな素晴らしいところへ連れて行ってくれて、本当にありがとう。
写真撮影禁止なので、ここで様子をお伝えすることはできないのは残念だけれど、興味を持った方は是非行ってみるのがよろしいかと。



鎌倉宮
バス停のところにあり、ちょっと寄ってみることに。
護良親王をお祀りする神社と聞き、今度は堤大二郎の顔が……
ご本殿は撮影禁止だったので、ここも写真はなし。



結局バスには乗らず、鎌倉駅まで歩いてしまった。
天気も良く、暖かく、楽しく歩けた1日だった。
どこに行っても花々が可憐に咲いていて、ウグイスは得意気にホーホケキョと歌っていた。

道ばたの花の写真もいろいろ撮ったけれど、一番のお気に入りはこれ。

tsubaki.jpg

妙本寺から降りてきたところで見つけた椿の花。
この時期に椿の花というのもちょっとおかしいのかもしれないけれど。

それにしても、どのくらいの距離を歩いたのだろう。
やっぱり歩数計が欲しいなぁ。

よろしければ励ましの拍手を。
2012-04-16 : : コメント : 3 : トラックバック : 0 :
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Author:trutru
今の夢:トラベルライター
将来(来世)の夢:ミュージカルスター

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